2015年12月31日木曜日

トラちゃんのこと





トラちゃんのこと。

書きたいことがありすぎて、
いろんな想いがあふれて、
うまく言葉にできない。
そんな感じです。


でもとりあえず、2015年、これまでにないぐらいたくさんの猫たちとの出会いや別れを経験しましたが、その始まりはトラちゃんにあったと思うので、年が変わる前に、まとまりのない内容になるかもしれないけど記事にしておきたいと思います。

トラちゃんは、12月1日から犬猫みなしご救援隊の栃木拠点(那須塩原市)で暮らしています。

今年2月、トラちゃんが下半身麻痺で現れて保護した直後から、どこか良いシェルターや預かっていただけそうな保護団体さんはないかと探していました。実際にいくつかお問い合わせもしました。ただ、ほとんどが保健所や愛護センターで命の期限が切られた子や、もっと緊急を要する現場(虐待や多頭飼育崩壊、そしてもちろんさまざまな被災地等)の子たちを優先、もしくはそういう子たちのみ受け入れるとのことでした。もちろんそれはある意味当然ですし、どこも資金や人手が限られたなかで懸命に不幸な犬猫のレスキューに尽くされていて、でもそんなお忙しいなかでも、私の話を親身になって聞いてくださって激励してくださる方もいて、それ自体とても救われました。

老猫や介護を必要とする猫のためのホームも探したけれど、高額で無理でした。

犬猫みなしご救援隊を見つけたのは、ほんの偶然です。しかも、このブログで里親募集を始めたあとでした。何で今まで知らなかったんだろうと思ったのですが、最初に一定の金額を支払うことで、終生面倒見てくださるとのこと。

広島と栃木に拠点がありますが、それぞれのブログをずっとさかのぼって読んで、ここならおまかせできると思いました。ここなら、猫にも人間にもフレンドリーで寂しがりやでかまってちゃんのトラちゃんが、うちにいるより幸せになれるだろうと思いました。



我が家で最後の晩を過ごすトラちゃん(手前はタビー






冬になると、シェルターの裏の田んぼには白鳥が飛来してくるそうです(代表の方のブログより)

トラちゃんを終生でお預けした帰り道は、どうしようもなくてずっと泣いていました。。(新幹線やアイリッシュパブで泣いているいい年をした女・・・イタい・・・)。今も、トラちゃんとお別れしたときのことを思い出すと、涙が出ます。

うちにいるより幸せになれるはずと思ってはいても、きっとトラちゃんは最初は私に捨てられたと思うだろうとか、いろいろごめんねとか、いろんな思いがこみ上げてきてしまって。そんなね、ずっとめそめそするぐらいなら「お前が終生面倒見ろや」とトラちゃんは思うでしょうけど。ごめんね。

一緒に暮らしたのは10カ月でしたが、知り合ったのはもっと前。
そもそもエマだってトラちゃんが連れてきてくれたのだと思っているし(エマが娘だという可能性だってある)、シロちゃんともカップルだったし(だからチョビのお父さんかもしれない)、タビーもよく似ているから、やっぱりトラちゃんの血を引いているかもしれない。

みんながそれぞれのForever Homeで幸せになったように、大好きなトラちゃんにも幸せであってほしいと心から願っています。

トラちゃんが幸せであるように。

犬猫みなしご救援隊の動物たちがみな幸せであるように。

陰ながら支援をしていきたいと思います。

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みなさま、今年も大変お世話になりましてありがとうございました。

猫たちを介したたくさんの出会いに感謝いたします。

2016年がみなさまにとって、そしてすべての猫たちにとってすばらしい1年になりますように。








2015年12月29日火曜日

キジ太あらためタビー


引越しから2週間後、初めておもちゃで一緒に遊んだときのタビー

里親募集していたキジ太(仮)ですが、12月中旬に無事に新しいご家族との生活をスタートさせました。

キジ太あらため「タビー(Tabby)」です♪
英語でトラ猫の意味ですが、特に単にtabbyというとキジトラ系かなと思うので(チャトラだとorange tabbyとかginger tabbyといいますし)、ある意味キジ太のバリエーションのようなものかと(笑)

新しいおうちは、里親さんご夫妻が、いずれは大型犬も飼いたいということで探して決められた大きな一軒家です。なんと、物件が見つかってお引越しを決めて、その荷造りの最中にタビーの里親募集ツイートに目を留めていただいたということで、いつもながらネットを介した里親募集にもご縁を感じざるをえません。

さて当日、新居に到着しても、タビーはキャリーからなかなか出てきません(想定内)。



でも、絶対にこちらに顔を向けないとか、顔はこっちを向いているけど無表情・無反応というわけでもなく、触らせてくれるし、ニャーと鳴きかけたりもするし、おもちゃを振れば一応目で追ったりもする。

ということで、しばらく経ってから少し強引にキャリーから抱っこして出してしまいました。あわてたタビーはすぐ近くにあったテレビ台の下にもぐろうとしたのですが、実は彼ももう生後7カ月の男の子だし、案外大きく育っていまして(3.5kgぐらい)、お腹のあたりでつっかえてもぐれなかった!(笑)

それでわーってなっちゃったタビー(笑ってごめんね)に、用意してくださっていた猫顔型の猫ベッドを差し出したところ、籠城したのがこの写真です。



結局、私がいるあいだはここから出てきてくれなかったのですが、うちで保護した初日から食事もトイレ(大小)もした大物のタビーのこと。里親様宅でも、ご夫妻が起きているあいだは動きがなかったものの、翌朝見たら、ちゃんとトイレ(大小)もしていたし、ご飯も食べ、家の中を探検した形跡もあったそうです。

引越しから約2週間が経過したところですが、まだ撫でたりはできないそうですが、徐々に慣れてきているようです。元来とても大らかで甘えん坊な子だと思いますし、ご夫妻も家中好きに使っていいとゆったりと受け止めてくださっているので、近々デレデレのタビーの写真もこちらでご紹介できるのではないかと思っています。

なにしろこんな堂々とキッチンカウンターの上に乗っているぐらいですし!(笑)



余談ですが、私がブログやTwitterのプロフィールにわざわざ「大酒呑み」などと記しているためか、里親さんもお酒好きの方の場合、乾杯のビールなど出していただくことがありまして(そういえばご自身は日頃飲まれないというチョビナナの里親様からは、酒の肴セット&手作りの美味しいキッシュをお土産にいただきました…なんだ私ほんとに…ありがとうございます涙)、今回もそうだったのですが、あつかましくて恐縮しつつも、猫がつないでくれたご縁で美味しいお酒が飲めるのは(もちろん、当の猫がこれから幸せになるという最高の肴があるわけで)、本当に有り難いことだと思う次第です。

I様、今後ともタビーをよろしくお願いいたします。
そして末永くお幸せに!